【肉の秋元本店】地域と協力し、未来を育む食肉業 ~豚肉店のSDGsへの情熱と実践~

23年10月16日

事業内容

小売・卸売どちらも手掛ける食肉販売業を主に行っています。販売する豚肉は、全て白河市大信地内にある自社の養豚場で、飼養衛生管理・高肉質血統を追求しながら手掛けています。中でも私たちが看板商品として売り出しているのが、ブランド豚の「白河高原清流豚」。さっぱりとした甘みのある脂と、風味がぎゅっと詰まった赤身で、噛めば噛むほど美味しさが広がるのが特徴です。

「白河高原清流豚」の他にも多数自慢の品種を取り揃えており、これらを使用した商品開発事業や食肉加工業、惣菜製造業など、肉にまつわる様々な事業を展開しています。

企業理念

私たちは「安心・安全の日本一おいしい豚肉創りを目指し、“いただきます”を通じて生産と消費と命を繋ぐ」という理念を掲げています。従業員一同「美味しいお肉でお客様を幸せにしたい」という想いを胸に、日々仕事に邁進しています。

重視する目標

肉の秋元本店では、今後もより美味しく安全な商品を提供し、持続可能な製造・販売をしていくためにSDGsの手法を取り入れた経営を行っています。中でも、目標2,4,12,17の4つに注力しています。

目標2「飢餓をゼロに」

SDGs目標2では、日本を含む世界中の飢餓に対して取り組むべきことを定めています。この「飢餓の解決」には、ただみんながお腹一杯のご飯を食べられるようにすれば良いのではなく、質の高い栄養素を摂取する必要があるのです。私たちが食肉販売に携わる者としてできることは、「質の高いタンパク質を手軽にとれるようお届けすること」と考えています。

白河市大信にある直営店舗の「秋元本店」では、自社農場生産の「白河高原清流豚」や「白河黒豚」のほか、福島牛・馬肉・鶏肉、揚げたてのお惣菜をご提供。毎日食べたくなるような美味しい肉、揚げたてのお惣菜をご用意しております。また、地元に住むお客様だけでなく、県内外の幅広いお客様に召し上がっていただけるよう、通販*も行っています。「白河高原清流豚」の各部位の販売を中心に、同品種を使用した角煮大福「豚福」や「三五八漬け」、「肉みそ」などの加工品も幅広く扱っています。

さらに、直接ご家庭にお届けする以外にも飲食店や企業、自治体等と連携した食肉加工品やギフト商品開発などを通して、食べてくださる方を笑顔にできたらと考えています。

こうした様々な商品展開は、自社農場で飼育から加工、販売まで一貫して行うことで、高品質な豚を安定供給できるからこそ実現しています。

肉の秋元本店では、今後もより美味しく良質なタンパク質を持った肉を、より多くの方へ届けられるよう精進してまいります!

*肉の秋元本店公式サイトから通販ページに飛べますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

目標4「質の高い教育をみんなに」

新型コロナウイルスが流行する前は、地元の小学生を対象に農場見学を受け入れて食育活動を実施していました。普段口にしている肉は、どのような姿で、どのような環境で育ち、どのように家庭に届くのか。初めて実際に見聞きした小学生たちは、とても新鮮で興味深そうにいたのが印象的でした。

こうした活動の中で、私たちが必ずお伝えするようにしているのが「いただきます」の意味。私たち人間が食べるものは様々ですが、中でも家畜は「生き物」としての側面が強いものです。農場で生きている子豚を見た小学生からは、「こんなに可愛い生き物を食べるなんて無理」という声も多く聞こえました。だからこそ、そんな生き物の「命」を頂戴していることに心から感謝して、残さず食べることが「いただきます」だと私たちはお伝えしています。家畜に限らず、どんな食べ物も「命」をもって生まれ、愛情を込めて育ててきた人がいます。アレルギーなどの特別な事情がなければ、ぜひ好き嫌いをせずにどんな食べ物にも「いただきます」の気持ちをもって、「食」を楽しんでほしいです。

目標12「つくる責任 つかう責任」

目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

私たちの農場では、年間約160トン排出される堆肥を地域の野菜農家に提供して、ご活用いただいています。また、その地域農家からもみ殻を頂き、農場の敷料として利用。有機資源を地域内で循環させて再利用することで、無駄を生み出さない仕組みができています。ゆくゆくは、農家で採れた米や野菜を家畜のえさにしたり、収穫された農作物と一緒に私たちの豚肉を地域の飲食店で召し上がれる体制を築いたりしたいと考えています。

私たちはこうした地元の繋がりを大切にしながら、商品の品質向上や経営規模拡大に取り組んでいくことを目指しています。

こうした活動が評価され、2021年には第62回福島県農業賞「農業経営改善部門」を受賞。栄えある賞を頂けたのは日ごろからお世話になっている地域の皆さんのおかげでもあるので、感謝の気持ちを忘れず、今後も発展していけるよう尽力してまいります!

第1回SDGsフェアの取り組み

大島屋蒟蒻店さんとコラボし、蒟蒻とお肉のミックスパティを使用したハンバーガーを200食販売しました。蒟蒻を合わせることでカロリーが控えめになり、心にも体にも優しい一品ということで、女性を中心に多くのお客様から好評でした。

第2回SDGsフェアの取り組み・意気込み

今回のフェアでは、ブランド豚「白河高原清流豚」を使用したソーセージでホットドッグを作り、150~200食を販売いたします。白河の豊かな自然と緑に囲まれてのびのびと育った「白河高原清流豚」の、安全・健康・旨さの三拍子がそろった絶品ソーセージをぜひご賞味ください。

また、本フェアでホットドッグの販売でお客様に喜んでいただきたいという想いはもちろん、SDGsの認知拡大にも注力したいと思っています。達成目標年である2030年までに、より多くの方にSDGsの存在と重要性を感じて頂けるようなフェアにできれば嬉しいです。