【大黒屋】200年続いていくお菓子屋を目指して

23年10月16日

大黒屋について

大黒屋について紹介します。

事業内容

白河菓匠 大黒屋は、福島県白河市で明治4年から100年以上和菓子を作り続けている老舗企業です。厳選した素材を使用して、長年美味しさを追求し続けてきました。看板商品にはだるま最中や酒ゼリーを掲げ、県内外問わず多くの方々に絶大な人気を誇っています。

企業理念

企業理念である「菓子づくりは、人づくり 菓子づくりは、故郷づくり 菓子づくりは、幸せづくり」に加えて、四世代にわたって受けてきたご恩をお客様や白河という土地、さらに地球全体へと還元していくため、決意新たに「大黒屋百年宣言」を掲げました。

SDGsで重視する目標

「大黒屋百年宣言」を実現するためにも、SDGsの手法を事業に取り入れながら邁進していきます。SDGsの17ある目標の中でも、3,4,12,17の4つに注力しています。

目標3「すべての人に健康と福祉を」

「健康や体型のことを気にすると、砂糖を沢山使用したお菓子は罪悪感が芽生えてしまう」「カロリーオフのお菓子を食べてみるけどやっぱり物足りない…」などのお悩みを抱えるお客様はたくさんいます。そこで、そんな悩みを気にせずに美味しく食べられる和菓子を提供したいという思いから健康羊羹の開発が始まりました。

食物繊維たっぷりの水飴を使用し、従来の商品よりも約65%砂糖をカットしつつも上品な味わいの羊羹に仕上げられています。

目標4「質の高い教育をみんなに」

市内の中学校、高校の生徒に対して職業体験の場を提供してきました。2022年には「日本の文化を知るきっかけになれば」との想いから、新白河国際教育学院の留学生を対象に和菓子のプレゼントや、だるま最中に餡を詰める職業体験を実施しました。今後も年代や国籍を問わず、より多くの子どもたちへ、より実践的な学びの場を設けていくことを目標にしています。

目標12「つくる責任つかう責任」

今日では味に何の問題がなくても、規格外の大きさや表面の傷などが原因で出荷できない作物の廃棄=「食品ロス」が大きな問題となっています。大黒屋では、この課題を解決するために提携している農家「関谷農園」で生じた出荷できない作物を買い取り、加工してお菓子に生まれ変わらせる取り組みを実施しています。過去には廃棄予定だった人参を仕入れ、白河市出身のシンガーソングライター「Yammy(ヤミー)」とコラボしたキャロットケーキを発売しました。他にも出荷できないメロンを使用した完熟メロンロールケーキを期間限定で販売するなど、様々な食品ロスの削減へ向けた努力を重ねています。

目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

SDGsの目標は、決して1社のみで達成できるものではありません。目標達成と、地域全体の活性化に向けて、白河で活躍する他企業や団体と連携をしながら取り組みを進めています。地元食材を使用した商品の開発や、地域のキーパーソンとのコラボ事業などを通じて地域活性化に貢献しながら、SDGsの目標達成へ向けて日々邁進しています。

第1回SDGsフェアの取り組み

第1回SDGsフェアでは、SDGsステッカーラリーを実施。各参加店舗それぞれ最も注力しているSDGsの目標をプリントしたステッカーを配布するというものです。大黒屋は、健康羊羹で達成を図る目標3「すべての人に健康と福祉を」のステッカーをお客様へお渡ししました。出店内容としては、健康羊羹をカットして串に刺し、食べ歩きを可能にするなど工夫を施したほか、キャロットケーキやだるま最中など人気商品も多数販売しました。お客様からは、「イベント参加前は和菓子とSDGsの関連性がいまいちイメージしにくかったが、説明を聞いて納得した」という声が多数寄せられました。

大黒屋HP